更新日08/10/14


 08年!今年は不作の年か?

 08年の落語協会台本募集は少し作品数が落ちて、140本。少し淋しい?いえ、とんでもない140本の台本を読むのは大変なんだよ。
  そかしそれにしても・・・ あ〜〜あ、今年は不作だぞ〜〜〜っ!異常気象のせいかなあ。結構ギャグは入ってるけど、ストーリーが詰まらないよ。台本に正直パワーがない!作品に大きさがない。

  しかも最近、通り魔だの、自殺者が3万人を超える時代のせいか。「死」が、作品に絡むことが多きね。自殺とか、あの世の噺とか、死と関係するものが多い。
今回の作品は、なんか手なれた作っていうのか?読む側は、とてもつまらなかった。落語ってこんなもんでいんじゃない?みたいな感じで作ったような作品が多かった。
  でも落語もこんなもんでで作っちゃ、良くないよね。正直、その中から大賞が出るのか?はっきり言ってどうなんだろうね?

  【もくじ】
◎その2:08年の入賞作はこの5本だ!11月29日発表会だよ
◎その1:08年の入賞候補作はこの14本だよ

【画像:14本の中から更に5本を選ぶ・・これがなかなか大変・・】




  08年の落語協会の入賞作5本決定!

【決定した入賞作はこの5本】

今回の入賞した5本を選ぶのは、結構ああでもないこうでもないと・・。すんなり決まらなかった。傑作揃いと言う訳ではなく、逆に帯に短し、襷に流しと言う感じで・・なかなか決まらなかった。
 今回は、一応とりあえず円丈、志ん五、清麿、吉窓の4人で14本の台本を選び、それを台本部の噺家10名以上最終的な入賞作5本に決めた。正直、今回は、少し不出来だったような気がする。
  だから衆議一決で決まった台本があまりなかった。しかし最終的14本から入賞作を選ぶ段階になった時、初めて作者名を公表されたが、しかし、やはり常連の作者が何人かは残っていた。前回、優勝した吉田達さんとか、以前「ピザ一枚」で入賞した井口守さんが「河太郎政談」とか、それから、もう常連中の連中、本田久作さんなど、やはり残る人の作品は残るものだね。
【画像:最終段階5本に絞る会議中・・・、う〜〜ん、】


  そして最終的に選ばれた5本が以下の通り!しかし最終的に入賞するかどうかは、おもしろさと共に運、不運と言うのもかなりある。今回、この台本募集の常連中の常連!
本田さんは、今年も2本最終審査まで残った、中でも本田さんの「3つの願い」はおもしろかったけど、下ネタで。「アラジンのランプ」のパロデイ!しかもトイレ・ネタで「トイレ革命」とぶつかったが、こうなると「トイレ革命」の方が強かった。もう1本「光る頭」は2年ほどまえに応募した作品で今回はそのアレンジ・バージョンだが、亭主の光る頭を女房が嫉妬するんだけど、そう言う嫉妬をうまくの表現できる噺家がいるだろうかとか、いないねえ。それじゃ他のネタを・・とか、最終的には、5本並ぶ作品傾向もあるので・・。最終審査は単純におもしろいだけでなく、全体のバランスも考えて5本が選ばれるので、どうしても運、不運があるね。
  そう言う意味で、全体に少し聴かせる噺として最後まで残った「河太郎政談」 作井口守だが、しかし、全編、関西弁なのだ。それをやりこなせる者がいないと言うことになって・・。では江戸弁でやったら?でも河太郎(がたろう)と言うのは関西なので、やはり関西弁でないと・・じゃやめようと言うことになった。
  落ちた作品と入った作品はほんの紙一重と言うより、その時の運だ大きいね。

 

 

「トイレ革命」
  作 横井正幸  
ある街の市民サービスとしてマクドナルドのようなトイレが登場した。まあ、トイレの下ネタだけど、まあ、割と受けそうだし、と言う訳で円丈がお勧めの1本として、これがトイレネタで一番おもしろかった。
「新かつぎや」
  作 鈴木光太郎 
古典落語「かつぎや」の新タイプ。この噺の中で使えそうなギャグがいつくかあった。正直、古典の「かつぎや」の新タイプ。落ちる可能性もあったが、即戦力の落語として、買われたと言うとこだろうね。
「鱚の願掛け」
  作 田中哲也 
古典「元犬」は犬が人間になりたいと言う犬が八幡さまにお参りして人間になる噺だが、これは東京湾のアオギスが、人間になるという噺。しかしシロギスではなく、今はいないアオギスと言う点と、好き嫌いが分かれたが、他に同系の噺がなかったことが幸いしたね。
「三階の住人」
  作 伴和久 
自分の家に妖怪が住み着き、 2 階建ての家なのにある日、三階が出来た・・・。こう言う噺って、それほど笑えるわけではないけど、5本並べると、こんな噺も1本入れたくなる。
「お父さんは心配性」
  作 吉田達
娘のことが心配でいろんなとこについて回る・・てな噺だったと思うけど・・。無難な噺。喬太郎くんがやるから、どうやるのか?おもしろいとこだね。

 


11月29日は、落語発祥の地、下谷神社に集合〜〜っ!!

  2008 新作落語台本発表落語会 ・・11月29日17:30開演

とにかく来て頂戴!!ここ2.3年、国立演芸場でやっていたが、どうもお客さんの集まりが、少ない。
今回は下谷神社!一番最初の年にやった場所に帰って来た。さあ、みんな来て頂戴。
えっ、円丈はやらないのか? 審査委で行く筈だよ。ではではでは  円 丈

 <プログラム>

 
「トイレ革命」   作 横井 正幸   三遊亭亜郎
「新かつぎや」   作 鈴木光太郎  林家時蔵
「鱚の願掛け」   作 田中哲也  林家彦いち
「三階の住人」   作 伴和久  三遊亭吉窓
「お父さんは心配症」作 吉田達  柳家喬太郎


    【ココだよ】
日    時:平成20年11月 29 日(土)時 
時     間:開場 17 : 00 :開演 17 : 30
入 場  料:当日 2000 円:前売り 1700 円:(全席自由席)
場    所:下谷神社: 台東区東上野 3-29-8TEL03-3831-1488
       上野駅より徒歩5分、地下鉄稲荷町より3分
交    通: JR 上野駅徒歩 6 分 銀座線稲荷町徒歩 2 分
問い合わせ:落語協会: TEL03-3833-6822





  08年の協会募集台本、一次審査、14本にしぼる!

 

 【落語協会台本募集】
  つい9月4日。落語協会の事務所で、協会台本の候補作品を絞るたねに4人の落語協会員が集まった。私、三遊亭円丈、古今亭志ん五くん、無月亭清麿くん、三遊亭吉窓くんの4人。それぞれは、おもしろいと言う作品を言い合って、10本〜15本ほどの入賞候補に絞ろうと集まった。
  しかしこの4人の中から、私はこれを絶対推薦すると言う作品が1本もない。
「なんか、おもしろいのない?」「う〜〜〜ん!う〜〜ん!」と出てこないんだ。だから最終的14本を選んだけど、かなり時間がかかった。今年は正直、不作の年だね。
  はたして今年の入賞作品候補はどんな噺だったのか?


【落語協会の4人の選者が選んだ・・2008年入省台本候補14本がこれ!】
「中魔界八景」

8

今回、何本かあの世ネタがあったが、その中で・・これが選ばれた・・。特に良いというより、とりあえずこれにしょうということでこのネタが出てきた。
「トイレ革命」 10 ある街の市民サービスとしてマクドナルドのようなトイレが登場した。まあ、トイレの下ネタだけど、まあ、割と受けそうだし、と言う訳で円丈がお勧めの1本として、これがすんなり候補の1本におさまった。
「新かつぎや」 14 △ 古典落語「かつぎや」の新タイプ。この噺の中で使えそうなギャグがいつくかあったけど、果たして・・どうかね。正直、本来は、落ちそうなネタだけどこれが入ってくることが、作品の質がやや今回は低い!
「商店街内閣」 17 裁判も市民が参加する時代、そこで内閣も民間ですることになり、内閣をある商店街がやることになった。はたしてどんな内閣に?こんな総理が立て続けに2人も政権を投げ出す時代。商店街のおじさんたちの作る政府の方がしっかりしそうだ。
「指きり泥棒」 25 △ ごめん!泥棒が入り、顔を見られたから殺すと言う。しかし家族は泥棒のことを他で絶対言わないと泥棒と指きりをする。うそはついちゃいけないと言うテーマの落語・・・。まあ、こう言う噺もありかな・・みたいな・・感じ。
「鱚の願掛け」 45 古典「元犬」は犬が人間になりたいと言う犬が八幡さまにお参りして人間になる噺だが、これは東京湾のアオギスが、人間になるという噺。しかしシロギスではなく、今はいないアオギスと言う魚と言うのも・・よかった。異パターンとでも言う作品 45
「三階の住人」 48 自分の家に妖怪が住み着き、 2 階建ての家なのにある日、三階が出来、そこに・・。
「お父さんは心配性」 54 娘のことが心配でいろんなとこについて回る・・てな噺だったと思うけど・・。無難な噺。

「三つの願い」

64 △

ランプの魔人の良くある「三つの願い」パロデイ・パターン!良くあると言えばあるが、でもなかなか手なれた手法で結構面白かったのでとりあえず。
「光る頭」 68 亭主の頭がなぜか光って来たのを女房が嫉妬をして・・去年も応募があったのだが・・。
「尻子玉」 83 △ カッパの噺、落語協会の台本ではかっぱをテーマにした台本が、なぜか入賞してしまうと言うジンクスがあるが、果たして今年のこのネタはどうだろ?
「震災記念日」 117 江戸かぶれのキャラの鳶が・・・え〜〜と・・とにかく・・まあ、そんなような噺だね・・
「ペットのいる風景」 119 これのネタも「ペットものもひとつぐらい入れておこうか?」と言う消極的な理由で、候補に入ったと言うぐらいのネタ。印象に薄いのでもうどんな噺か忘れたぐらいだね。
「河太郎政談」 139 関西モノ、河の掃除屋ガタロウが川から風鈴を拾ってそれが縁で結婚するが、その風鈴の元に持ち主が現れ、ついにはお裁きになる・・」

(注)△は補欠として追加された作品、ただあとから追加されたから後に残らないと言うことはない。



  08年落語協会、だ新作台本募集だよ!

 <さあ、ことしは一体どんな台本があつまるんだろうねえ>

 【落語協会台本募集】
  つい9月4日。落語協会の事務所で、協会台本の候補作品を絞るたねに4人の落語協会員が集まった。私、三遊亭円丈、古今亭志ん五くん、無月亭清麿くん、三遊亭吉窓くんの4人。それぞれは、おもしろいと言う作品を言い合って、10本〜15本ほどの入賞候補に絞ろうと集まった。
  しかしこの4人の中から、私はこれを絶対推薦すると言う作品が1本もない。
「なんか、おもしろいのない?」「う〜〜〜ん!う〜〜ん!」と出てこないんだ。だから最終的14本を選んだけど、かなり時間がかかった。今年は正直、不作の年だね。
  はたして今年の入賞作品候補はどんな噺だったのか?

いったいこの噺の中から選ばれる5本はどんなだろう?正直、作品の質がそんなに良くないので、逆に何が、取り上げられても不思議はない。

◎今回は面白い・・はずなので来て来てちょうだい!


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