更新日06/05/29

 円丈の週間テキトー日記
   

【 御挨拶だよ〜〜っ! 】
 さ〜あ、いよいよ、意味なく「週間テキト−日記」を始った。どうもそれを、キチンと報告するほどでないし、それをするのも面倒な事って結構ある。そまあ、取りあえずなんか更新したい時にこの気軽に「週間テキトー日記」に書き込むことにした。だからテキトーに読んで!!
      三 遊 亭 円 丈

   【メニュー】
◎4:講演してたら「うるさい、そっと喋れ!」言われた
◎3:タダでも貰った一日乗車券・・これを続けてたら・・
◎2:自販器300円損しちゃった事件
◎1:円丈家、謎のカレンダー
【画像:ブタネコ本舗さん画:手拭デザインより】




 

第4回、講演で話していたらお客から
           “うるさいよ。もっとソッと喋れっ!!”と言われた。
                 
                   ・・・・・06/05/29


 【急に“ソッと喋れ”って言われてもな〜〜あ】
  先日ある町で 1時間半の講演をした。会場は300人ほどのお客さん、舞台に上がる寸前にワイヤレス・マイクを渡され、講演を始めたら電源が入ってなくて聞こえない。そこでお客さんに
「すいません。じゃ、スピーカーのボリュームを調整しましょう!あ〜、あ〜、あ〜、こんなもんでいかがでしょう?聞こえますか?」って聞いたら後ろのお客さんから
「聞こえるよ〜〜お!」
「ハイ、じゃ、これではじめましょう!いいですね」
と言ったら突然、前から3列目にいた60才ほどのお客さんが
「うるさい!うるさいんだよ。ホントに!ボリュームを絞れよ」
「ああ、そうですか、すいません、もう少しボリューム下げて・・・・ハイ、こんなもんですね。大きな声でもワ〜ッぐらいです!」

「うるさいつ〜んだよ!そっと喋れ!ホントに!」
「ハイ、分かりました。なるべく静かに話します。ただ時々大きな声は出すと思いますけど!」
「大きな声はイヤなんだよ。嫌いなんだ。そっと喋れ。そっと!」
「しかし・・。ズ〜ッと終わりまでソ〜ッと喋ってる訳にはいきませんから、たまには大きな声を・・」
「だから大きな声はダメなんだ。静かに喋れ」
  とマジになって怒ってるんだ。こんな」我がままな客見た事ない。場内のお客さんは円丈とその客のやり取りで笑ってる。
 
 【高座で切れたら終わりだね】
 正直カチンと来た。でも円丈が切れる訳にいかない。どうしてか?
  ◎切れた瞬間からそこのお客さんは笑わなくなる。
  ◎しかも白けた雰囲気の中で終わりまでやる・・もうハリのムシロだね。
  ◎しかも間に入ったプロダクションに迷惑がかかる。
  ◎ギャラが貰いにくい!が たらそこで終わる。
  とにかく碌なことにならない。とにかく普段は切れても絶対に高座で切れてはいけないんだ。しかし、他のお客さんはニコニコして聞いてるのにコイツだけがホントにもう。我がままな理不尽なこの客には正直、腹立つねえ。

 【円丈の反論“40年やってきてこんなクレ−ムはじめた” 】
こで円丈はやんわりと反論を開始した。
「お客さん!私は 41年芸人やってますけど、うるさいからソッと喋れと言われたのは初めてです」・・実は2回目!多少のハッタリは必要。でもこんなにシツコク言われたのは生まれてはじめて!!
「ですから今まで数十万人の前でお喋りしてきて“うるさいからソッと話せ”はお客さんが始めてです。そりゃ、よく言われるならともかくも・・ですからなるべく静かには話しましょう。しかし時には大きな声を出すのは、話のメリハリもあるし、また円丈の持ち味でもあるんです。いいですね」
「だめだ。うるさいんだよ。ソッと話せ」
全く、そんなにうるさきゃ後ろで聞けよ。他のお客さんも正直うんざりし始めた。しかしこの客ばかり考えていられない。それで話を始める。みんながドッと笑うとその客が

「うるさいっていってるだろ。うるさいよ」
と怒る。もう思わず
「てめえ、営業妨害だろ!この野郎!」
と言いたかったけど、怒ったらこっちの負けだからね。
「お客さん、後ろで聞いたらどうです?少し声も小さく聞こえるでしょう?」
「俺はここがいいんだよ。うるさいんだよ。おれ昔、工場で勤めていた時、工場の騒音でノイローゼになったんだ。だからうるさいのが嫌いなんだ」
ホント参ったね。この我がまま客は!どうする?すると主催者側の人が、その客と話して会場の外へ連れ出してくれて、やって一軒落着した。あ〜〜あ、ホッとした。

  【最近わがままなお客さんは増えてる】

 しかし、他のお客さんは笑って楽しんでいるのに自分だけわあわあ大騒ぎしてその雰囲気を壊していることに全く気付いていない。わがまま過ぎだよ。そんなにうるさかったら自分から表へ出て行けばいいんだ。ここまで酷い客は滅多にないけど、ただ昔から見るとこの我がままタイプのお客さんは、寄席でも営業でも増えてる。困ったもんだね。


第 3回コラム 「これって親切無限運動?それとも営業妨害?
           
                   ・・・・・06/05/27


 【券売機のとこで一日乗車券を貰う】

  先日、名古屋に行った。もう名古屋は生まれ故郷。タクシーなんか乗るより、地下鉄で移動することが多い。それで地下鉄に乗ろうと券売機にお金を入れようとしたら横に立っていたひとりのおばちゃんが、
「この一日乗車券、もう使いませんから、どうぞ!」
「あっ、そうですか、じゃ、私の乗る乗車賃だけでも払います」
「いえ、もう私は使いませんから、どうぞ!お使い下さい」
「あっそうですか?すいません」

 これしいねえ。なんと一日乗車券をタダで貰ってしまった。この券売機にいたおばちゃんは、誰かにこの一日乗車券を譲ろうと待ってたんだね。このおばちゃんは名古屋人だね。

「私のこの一日乗車券をもう乗らんけど、そのままにしてはもったいにゃで・・誰は、使う人に上げよう!」と思って待ってたんだね。この勿体にゃと言う感覚が名古屋人なんだ。これは、名古屋人的親切運動だね。やっぱ名古屋はスゴイ!!



【画像:これは貰っ親切の一日乗車券】

【おれもこの一日乗車券を降りる時に誰かに上げないと!】
 しかし貰ってから考えた。俺もこれで名古屋駅で降りるともう使わないからよし誰かにこの一日乗車券を上げよう。更に上げた人間もまた別な人に渡す。これを続けると“一日乗車券親切運動”となる!これはいかにも名古屋的親切運動だ。うん、美しい運動だね。今日一日,連続親切運動になる。

  【これは親切運動なのか?あるいは営業妨害なのか?】
  しかし、しかし、それで円丈は考えた。この親切運動。乗る側から見れば確かにやさしさ親切運動。しかし地下鉄側から見たら一枚で何人も引き継いで一日中乗られてしまうとその分の売り上げ減になって、ある種の営業妨害運動になってしまうのかも?そう考えるとなんか少し問題があるかと思ってやめた。
 それで記念に持って帰って来た。後でこのパスネットの裏面を良く読んだけど別に一人一日に限るとか、人に譲渡禁止とは書いてない。だからドンドン自分が乗り終えたら他人に渡してもなんの違法性はない。だからドンドン渡せば良かったんだ。う〜〜ん、しかし気が弱い円丈にはできなかったよ〜お。

 




第2回:「タバコ自販機300円損しちゃった事件」・アンタこれ、どう思う?
                                   ・・・・・06/05/07


【まず起きた事実はこう言うことだね!】
   【タバコ自販機に金を入れて押さず立ち去る・・アホか?】 
 先日、犬の散歩の時、近くのタバコ自販機でタバコを購入。まず300円入れて「スーパー・ショート・ホ−プ」を2箱購入し、続いてアト2箱買おうと自販機に300円入れ、ボタンを押そうと思ったら、なんと“売り切れ”表示!「なんだよ。売り切れか、バカタレが、ホントにもう・・」とブツクサ言いながら立ち去る。しかしこの時、投入した300円の返却を忘れて、そのまま犬の散歩を続行した。

  【次のタバコ自販機で“あっ、さっきの店に・・”と思い出した】
  しばらく歩いていると別なタバコ自販機があって、そこで先ほど買えなかったスーパーショートホープをタバコ自販機で買おうと思ったら小銭が足りない!そこで「あっ、そうか、さっきの自販機に300円金入れっぱなしだんだ」と気付いて、前のお店に戻った。
  【戻ったら店のおじさんが、その自販機を閉めるとこで“お金?さあ、なかったね”と言った】
  そこで「じゃもう一度、戻ろう!」と前の自販機のとこに戻ってくるとたまたま店のおじさんが、その自販機をいじっていて、丁度締めたところ。そこで
「さっき、300円入れて、スーパーショートホープが売れ切れになって、ウッカリ金をそのまま入れ忘れたんだけど、なかったですか?」と聞いたらあっさり「ああ、なかったね」と言われた。

【そもそも300円取り忘れた円丈がアホ!】 
 そうだね。まず円丈がアホだったことは間違いないね。どうも用心深い反面、この手のポカを良くやんだよ。2年ほど前にJRの券売機で5000円入れ、150円の切符を買って、お釣りを受け取らずにそのまま行ったことがある。しかしも券売機は、お釣りだよとブザーを鳴らし続けて教えてくれたのに、券売機に「やかましい!静かにしろ!」と捨て台詞を吐いて立ち去ったことがある。もうアホの王様だね。
  今度のタバコ事件もまず円丈のアホから起こったことで、だれに責任があると以前に円丈が悪い。これは間違いない。円丈のミスは認めるし、ドジも認める。

  質問:しかし実際その300円はどうなった?


【答えはふたつにひとつ。(1)誰かがその300円を盗った (2)店のオヤジがくすねた!のどっちだ?】

  【円丈の300円はどうなったのか?・・その答えは?】
 (1)誰かが、返却ボタンを押して300円手に入れた。
  これが一応順当な考えた方だね。タバコの自販機に金が入ってる状態で「おっ、ラッキー!」と思わず300円を返却したか、あるいはその300円で買いたいタバコを買った。この可能性が一番高いね。

 (2)店のおやじが300円を不労所得にした。
  これも充分あり得るね。
どっかの正直おじさんが、「自販器のランプが付いてるよ」「あっ、そうどうも・・」と店のおやじが来てその300円をそのまま不労所得にした。・・しかし良く考えると実はそう言う状態ってそんなマレなことじゃない。年に何度か起こるだろう。
  すると以前もそう言う時にそのまま店のオヤジがそう言う金をネコババしてたら「自販機にお金なかった?」と聞いたら「いやあ、知らないね」と言うだろうね。この可能性も充分ありうる。

 【・・ではその真相は?どうなの?】
 真実は勿論藪の中だ。ただその店に再び戻ってきた時、みせのオヤジは私が金を入れた自販機を操作して締めるとこだった。どうもこれが怪しい!そして聞いた時に「オヤジは残念だけどなかったね!」と言った。しかしオヤジはなんのためにこのタバコ自販機を開けたのだ?それはやはり他の客に「誰か金を入れ忘れてランプが付いてるんだ。直してよ」なんて言われたんじゃないのかな。どうも300円のお金より、なんか釈然としない。真相は藪の中だけどね。

 【オヤジの態度が、どうも気に入らないなあ】
  実はこのタバコ屋のオヤジと私は面識がある。そのオヤジから「残念、300円、なかった!」と言われたけどなんか釈然としないなあ。正直この店では死ぬまでタバコは買うつもりはない。だったアンタの店の自販機だろ?もし円丈はオヤジだったら・・。
  (1)買う筈だったタバコを上げる・・・まあ、2箱はともかく1箱でも「いや悪かったね。じゃ、1箱だけでも上げましょう」というね。
  (2)それでも損すると思ったらなにかもっと安い商品を出して「いや、せっかくうちのタバコを買いに来てすまなかったね。これつまんないもんだけど持ってって!」って上げる。

 【あのおやじの態度は、永遠に客を一人失ったね・・この店で二度を買わない!】
 とにかく面識のある客が、自分のタバコ自販器を買いにきて金を入れてボタンを押し忘れてその客に「いやあ、なかったよ!」じゃ、なんか釈然としない。もちろん、ボタンを押さなかった客がアホだ。しかし、今後のことを考えた時に“なかった”と言いながらその自販器を閉めてる。どうも怪しいと思って当然だよ。これからもこの客が、本来タバコを買い続けることを考えれば、なんかのフォローがあってしかるべきだったんじゃないかね。商人は損して得取れって言うじゃない。私は二度と買うものかと決めたんだから、オヤジは本当に損したね。
  


【あんたの店のタバコ自販機だったんだよ!】

ホープが売れ切れになって、ウッカリ金をそのまま入れ忘れたんだけど、なかったですか?」と聞いたらあっさり「ああ、なかったね」と言われた。

  【では300円は誰の手に入ったのか?・・・その真実とは?】
 問題はではその300円はどうなったのか?と言うことだ。答えはふたつしかない。
 (1)誰か別の人間が、この300円を返却したか、あるいはその300円で別なタバコを買った。
  これは充分考えられる。別なタバコを買おうと思って見たら全てランプが付いて300円入ってる状態。これを正直者だと店のおじさんに言って、「誰か金を入れ忘れてランプが付いてるんだ。俺タバコを買おうと思ってるけど買えない。なんとかしてくれる?」と店のおやじに言う。
  そして「しめしめありがたいね」とタバコのボタンを押すか?あるいは300円を回収してしまう。

 (2)店のおやじが、300円を不労所得にした。
  これも充分にあるね。






第1回:「円丈家の謎のカレンダー」・・・・・06/02/09
 【信じられる?3月が3枚あるカレンダー】 

 円丈家の居間には、毎年同じところで貰ったカレンダーが、張ってある。大体、昔はきれいなカレンダーを張ったけど、この頃は実用性の高い少しなんか書き込めるのが、多いけど、そこで我が家も少し書き込めるのが同じところで貰うカレンダーを使用している。

  ところが、その我が家のカレンダーがなんかヘンなんだ。

【画像:2月はふうつのカレンダーだけど・・】

【これが奇跡のカレンダー!3月が3枚だよ】 
 4月を見ようと思ってめくったらなんと、“2月、3月、3月、3月・・”となんと3月が3枚ある。
  エッ、じゃ4月は、4枚あるのか?と思ってみたらやっぱ一枚。何処か他の月でない月はないのか?・・と探したけど、あとは普通に一枚ずつなんだ。

つまりこのカレンダーは、3月が3枚あって、一年が14ヶ月ある。不思議なカレンダー。
  印刷の間違いだと思うけど、しかし3月が3枚。ことによるとこの同じカレンダーの中には、3月がないカレンダーがあるんじゃないのかね。いや、ヘンなカレンダーだなあ。


【画像:珍しい3月3枚!一年なんと14ヶ月もある】


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