更新日11/04/18  
 
  無限落語次回33
回目は11年6月18日(土)夜17:00開場:17:45開演



【無限落語は更にパワーアップして変るよ〜ん】

 【無限落語は6年目・・50年も夢じゃない】
かって渋谷ジャンジャンの「実験落語」、そして池袋文芸座ル・ピリエの「応用落語」、新宿プークの「落語21」そして「落語ちゃん」と新作の会を立ち上げ、06年から小ゑんさんと共にお江戸日本橋亭に「無限落語」を立ち上げた。
 
 ◎無限落語第1回〜17回まで(05年〜08年末)ここだよ
 しかし、今時、ただのネタ下ろしの会では、発展性がない。そこ3回目からはイベント志向へシフトしたのだ。まず第3回は、「怪談大特集」史上初の出演者全員が、怪談噺をやると言う画期的な落語イベントなのだ。そして夏の第4回は大阪から桂あやめ師匠に来てもらって「女落語VS男落語」と言うイベント企画。
10月はまだ未定だが亜郎を読んでミュージカル落語大特集。もちろん円丈は亜郎に負けないようにJ-POP落語を考えている。とにかく毎回企画もので勝負することにした。もう無限落語からは目を離せない。君!来たまえ(円丈)
【画像:円丈家初代横綱ろっきぃも応援する無限落語:まわし提供:横浜・武田さんより】
 ◎無限19回09年2月28日「めでためでたの会」 
 
  ◎小ゑん師匠のページだよ・・http://www.netlaputa.ne.jp/~ventain/KOEN/






次回予告、第33回『無限落語』は2011年6月18日(土)17:15開場17:45開演

33回「色モノVS噺家軍団!・・げっ、ぺーさんが落語やる〜?」

「色モノVS噺家・・・どんな企画じゃ?」

  次回27回の6月18日土5:45開演は「よみがえれ、応用落語」だ。 20世紀末に池袋ル.ピリエで円丈が主宰する応用落語があった。これは1980年代、伝説になった渋谷ジァンジァンの実験落語から、時は流れ1990年代になり、池袋ル.ピリエに移り、「応用落語」となった。
  主なメンバーは、円丈、小ゑん、昇太、白鳥、喬太郎、彦いちと言うメンバーだ。おっともう一人途中でやめた今の白酒くんがいた。その白酒もここでやった新作が、その後の古典にも役に立ってる筈だ。
<<この豪華な顔ぶれ!!>> 
噺家軍団  三遊亭円丈、柳家小ゑん、三遊亭白鳥
      VS
 色モノ軍団 林家ぺー、モロ師岡
   
【画像:「無限落語に来て下さい」いけねえ。これ「復興支援寄席」だった】

<第33回無限落語>
 
噺家VS色モノ軍団!戦え!無限落語」
 

【日時】2011年6月18日(土)17:15開場17:45開演
【場所】お江戸日本橋亭(三越前下車1分) 03-3245-1278
http://www1.odn.ne.jp/~engeijou/nihonbashi.html
【入場料】前売り・電話予約 2200円 / 当日2500円
【メール/電話予約・問い合わせ】090-9388-3844(留守番電話対応)/
mugenrakugo@yahoo.co.jp (名前、枚数、連絡先を記入して下さい)
【場所】お江戸日本橋亭(三越前下車1分) 03-3245-1278

 




前回第32回「円丈、小ゑんの屍を越えて行け!」 11年4月16日:17:30開演〜

      『円丈小ゑんの屍を越えてゆけ』

【今回70人?今の時期で多いの、少ないの?】
 東日本大震災の後、・・・初めての無限落語会。お客さんは70名!多いのか、少ないのか?それより、今回のお客さん静かだったけど、中身がつまらなかったんじゃないのか?それが
一番心配だ。
  しかも今、円丈がなんと落語協会で復興支援寄席をやっててその委員長はなっちまっただ!そんでもって忙しいのなんの。その最中のネタおろしだもん。

 今回の企画は、どうも若手にいまひとつ元気がない。「さあ、若手も、出てこい!円丈、小ゑんの屍を超えていかんかい」と今回の無限の企画をしたけど、今の円丈なら簡単に倒せそうだ。しかし、終わってみれば、少し低調だったと思う。次回は頑張るぞ。
(円丈) 

【画像:これが32回の時のネタ帳


【これがネタと芸人!】

 これが内容

林家しん歩
       『ヤンキー選挙』

 しん平師匠もお弟子さんしん歩くん、頑張る!ここんとこ、よくネタをを作ってる。えらい。

オープニング・・小ゑん、円丈、駒次、彦いち、きく麿、ぬう生
 大体、いつもオープニングでは、その日のネタのことを考えているので、殆ど、心ここにあらず、とにかく適当に・・。この後やるネタだけでも頭一体!!

 古今亭駒冶
  紙芝居落語
    「泣いた赤い電車」
    

 駒冶くんは、この電車紙芝居落語まっしぐらって感じだね。彼は、いい才能があって今が伸び盛りなんだ。ここんとこ。この電車紙芝居落語だね。わたしなんかは、もっといろんなタイプの新作に挑戦して、もっともっと伸びて欲しいって感じがするんだけど、今回紙芝居サイズも一回り大きくして、やる気充分なんだ。
  しかし、ホントはもっと別な新作の方がいいのか?これでいいのか?これは、神様だけがその答えを知ってるんだろうね。

 柳家小ゑん
   「夜明け前」
      

 前座の落語・・だった・・ようだ。明日初高座、イの基地イの基地大門でとめらえ、正直聞いてない。外に稽古に行って帰って来たら終わってたからね。「夜明け前」が一番暗いとかいう・・。

お仲入り・・休憩
   林家彦いち
        「どしゃぶり母子」
 これは懐かしいネタだね。彦いち作品、初期の作だね。ボクシング・ジムに通っていた少年がプロテストに合格し、いよいよデビュー戦になるのだが、お母さんには、そろばん塾に行ってると嘘ついて、そろばんのテストだと思ってお母さんが、後楽園ホールにやってきたからさあ、大変・・みたいな噺だね。格闘系落語派の入口の頃の作品だね。いいねえ。

林家きく麿
    「強情チャーハン
」 

 古典落語「強情灸」の改作バージョン。チラチラとしかきけなかったけど、冷蔵庫の余ったチャーハンになりそうもない材料から、無理やりチャーハンを作って自慢すろとそれを聞いてた男が、もっととんでもない材料で超極辛チャーハンを作って食べちゃうという噺・・みたいだ。ただ少し客席は静かだったかなあ・・。

    三遊亭円丈
     「バー・タクラマカン」

 白鳥くんとの親子会でやろうと思って、彼の作品集「砂漠のバー・止まり木」の中から、そのタイトルになったそのネタをやる。白鳥作品の中で、トップの作品だと思う。しかし、時間がない。稽古が出来ない、そのさなかでやる。いやいや、いつも覚えてないけど」、その中でも圧倒的に覚えてない。正直、お客さんに申し訳ない。
これはチャンと覚えてやればなんとかなりそうだね・・・。いやいや、残念だった。






前回第26回「100%純生新作落語大会 10年4月27日:17:30開演〜

      『100%純生新作落語大会』

【なんでだ?「無限落語110人の法則」】
 ここんとこ、無限落語は、大体100人前後のお客さんが入ってる。もう予約も殆ど、100人は越している。それで毎回「今回は130人ぐらい入るんじゃないか?」となるが、なぜか、110人で止まる!とにかく、日本橋亭
のリミットが、120当たりなのを知ってるんだね。
  それでとりあえず予約を入れておいて、当日キャンセルなんてするだね。今度から、キャンセルした人の予約は2度目から断ろうとか相談してる。今回は喬太郎くんも出てるし、来たね。
  110で止まった。もう無限は110人の見えない壁を越えられないんだ。
(円丈) 

【画像:これが26回の時のネタ帳


【これがネタと芸人!】

 これが内容

鈴々舎やえ馬
       『獅子の子』

 これは、やえ馬くんの知り合いの放送作家の人が作ったみたいだ。古典落語「動物園」の変形バージョンの噺だね。  

オープニング・・小ゑん、円丈、喬太郎、きく麿、ぬう生
 大体、いつもオープニングでは、その日のネタのことを考えているので、殆ど、心ここにあらず、とにかく適当に・・。この後やるネタだけでも頭一体!!

 三遊亭ぬう生
   「ホスト求婚される」
    

 ぬう生くんの「ホスト」シリーズもの。すっかり手のうちに入れてって感じだけど、しかし長い噺家人生。この「ホスト」ネタだけでいけるのか?そう考えるとむずかしいね。

 柳家小ゑん
   「ぐつぐつU」
      

 円丈もやる小ゑん作「ぐつぐつ」!その第2弾「ぐつぐつU」。しかしUは難しい。やはり「ぐつぐつ」もTにはかなわなかった感じだね。2匹目にどじょうを狙ってもヒットしないことが多い。そう言う円丈もうけたネタのUを何本かやったけど、全然ヒットしなかったねえ。

お仲入り・・休憩
   柳家喬太郎
        「経費」
 いやいやウケてたね。少し稽古しようと表でネタを浚っていたら、ドカンドカンうけて、しかも間になか手の拍手があったね。見事!!
林家きく麿
    「エスパー集団」 

 5人のエスパー集団の噺。その超能力が、まんじゅうの中身のアンを透視すると言う・・。なるほど、いかにも落語にネタのエスパー集団。きく麿くんが、割と得意で良くやるネタだね。

    三遊亭円丈
     「雪国落語『電話ボックス』

 豪雪地帯の「電話ボックス救助隊」のおじさんが、電話ボックスを掘ったら中から、電話をかけながら凍死した女性とか、電話を待ちながら、本を読みながら凍死とかの死体が出てくる。さあ、この物語はどうなるのか?携帯がまだ普及する前の時代の噺。

 


前回第25回「円丈独演会 10年2月27日:17:30開演〜

      『無限始まって初の円丈独演会』

【無限初の円丈独演会!】
「偽札のススメ」・・・・・・・・・・・・三遊亭はら生
「オープニング」・・・・・・・・・・・・出演者全員
「替わ目の妻」・・・・・・・・・・・・・三遊亭玉々丈
「下町せんべい」作菊池1040・・・・・・柳家小ゑん
「ベンチャーズ寝床」アレンジモロ師岡・・三遊亭円丈
    仲入り
「イタチの留吉 」作円丈・・・・・・・・・モロ師岡
「わからない」・・・・・・・・・・・・・三遊亭円丈

 いやいや、やっと円丈独演会で100人超えた。ワザオギの収録も兼ねての独演会。どうも歳をとるとなかなか噺を覚えない。いやいや、結構大変だねえ・・(円丈) 

【画像:右から柳家小ゑん、モロ師岡、円丈


【これがネタと芸人!】

 これが内容

三遊亭はら生
       『偽札のススメ』

 もう3カ月ほど前からこのネタを作って持ってきたけど、はら生のネタの問題点は、ネネタの元を見つけるのは天才的な勘を持ってる。しかし、そのネタを展開出来ない。ストーリーの起承転結だと起承間でしかできない。そこでいろいろアドバイスして言って、もうチョイの進歩を見せたが、まだまだだ。
  ただ喋り自体の声はピン芸人をしてきたし、声量もあるのでまあまあだ。この噺のテーマは、偽札と作る方と偽札を防止する側の駆け引きをテーマにした噺。それ自体は結構面白い。だがそれでチャンと笑えたかとなるとムムッと?が付く。

オープニング・・小ゑん、円丈、モロ師岡、玉々丈
 大体、いつもオープニングでは、その日のネタのことを考えているので、殆ど、心ここにあらず、とにかく適当に・・。この後やるネタだけでも頭一体!!
 三遊亭玉々丈
      「ポンド」
 玉々丈で困ってるのは、どうもギャグは作れるけどストーリーの構築が苦手のようだ。いやもうチッとなんとかなって欲しいと思っている。
  それでこの「ポンド」って噺は、日本人ジョッキーの娘に惚れた外人ジョッキーが、その父親ジョッキーと同じレースに出て、自分の馬でおやじの馬でちょっかいを出すと言う落語。この辺のとこは聞き損ねたけど、まあ、思ったよりは、ネタとして、出来てるなと言う感じはした。

柳家小ゑん
   「下町せんべい」

    

 30年以上前、菊池1040作「下町せんべい」を円丈がかなりアレンジして、その当時かなりやって結構受けたネタ。
  それを今回、小ゑんさんが小ゑん流に直してやり、かなり受けていた。正直、殆ど古くなってない。今でも充分受けることを証明した噺だった。
  ただ小ゑんさんは、いつも長い!ギャグを入れるとその分長くなる。しかし、それではいけない、円丈はギャグを入れるとその必ず削って短くする。そうしないと噺はどんどん長くなる。そろそろ円丈とこれだけやっているんだから、その辺をマスターしてほしい。志ん朝師はなぜおもしろいのか?20分の噺を詰めて15分にするからシャキッとして面白い。古典でも新作でも同じなのだ。

三遊亭円丈
「ベンチャーズ寝床」
   アレンジモロ師岡     

 モロ師岡さんとネタ交換した。モロさんには「イタチの留吉 」を教え、円丈はこの「ベンチャーズ寝床」を教わった。古典では義太夫に凝った旦那になってるのが、ここでは「ベンチャーズに凝った社長」の設定になっている。
結構早い段階でネタの交換をした。ところがネタが歳のせいで全然覚えない。正直情けない。とにかく固有名詞がすっと出ない。いきなりだと「ベンチャーズ」とか、「定どん」なんて言葉も出ない、もうなさけない。
 この噺、前半から中盤あたりまで、結構受けていた。しかし、後半があまりうけなくなった。サゲをビシッと決めたかったが、いいサゲが思いつかなかった。楽屋に降りてどうか来てみたら、結構面白くて、少しやりこめば、後半もうけるようになるだろうと言うことだった。じゃ、もう一度稽古しなおしてきちんと仕上げよう。  

お仲入り・・休憩
 モロ師岡
    「いたちの留吉 」作円丈  

 いやいや、ウケだけならモロさんが、一番うけたような気がした。特にマクラの南千住のはなしはドッカンドッカン来てた。モロさんが、住んでる側の南千住と、あのドヤ街の山谷の南千住とは全然違うんだ。モロさんのいる側は天国の南千住で山谷の方は地獄の南千住なんだよ。  まあ、そんなことはどうでもいい。
 モロさんは「イタチの留吉」を「幸せの黄色いハンカチ」を引っかけて、その女が、出会うためにマクドナルドでバイトをしてたと言う設定でマックに入る。入るのも、もう一人の男と一緒に入るから、ボケと突っ込みのようになる。
 円丈と違うのは、刑務所のシーンがなくて、サゲが、黄色いハンカチの仕込み落ちのようなる。なるほどと思うわせるアレンジだった。

 最初の「ニュース」を間違えて
 もう一度やり直して・・
  三遊亭円丈
     「わからない」

 10年振りぐらいにやる噺。幻の名作と言われている「わからない」!前回、新宿のぷーくでやった噺、この時もそれなりに評価はあったけど、どうも気に入らなかった。少しシナリオが臭くなりすぎた感じがした。この「わからない」と言う噺は、酔っ払って警察のトラ箱に保護される常連の少し頭の弱そうな男!その保護された近くで殺人が起こり、なんだか分からないうちに自供に追い込まれ、犯人にされ、死刑になり、最後に死刑台で看守が「お前は一体何をしたんだ?」「わからない」と言う噺。
  この噺は、淡々とあまりギャグも入れず進み・・。主人公の男は、根っからの楽天家で、絞首刑の寸前まで自分は出られると思ってるおめでたい男。
 今回はこの噺は、最後の方まで笑いがあった。そしてサゲで「分からない」とセリフの後、ガシャーン!で終わる。だから擬音のガシャーン落ちかもしれない。最初のニュースを間違えて分からなくなって、もう一度最初からやった・・。出来は良かったなんとかイメージ通りの噺として演じられた。



 【今回の結論】
 今回の新作、「下町せんべい」、「わからない」は、昭和50年前後に出来た新作だが、今回、やって見て、この21世紀の現代でも充分使えることが分かった。
  基本的に昭和50年代以降に新しく出来た物は、携帯、メール、パソコンぐらい。昭和50年代にもう現代の原型が出来上がったんだね。だから昭和50年代以降に出来た新作の多くは今も使える噺が多い。
 それで今回の円丈独演会「分からない」はやはりかなり高い評価だったし、もう1本のモロさんアレンジの「ベンチャーズ寝床」ももう少し口慣れたら充分いけると言う感じだった。

 

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前回第24回「色物選手権大会 09年12月06日:17:30開演〜

      『本業以外に挑戦!』

【本業以外に挑戦!円丈、人形浄瑠璃に挑戦!】
「ケニア・ラーメン」・・・・・・・・・・はら生
「オープニング」・・・・・・・・・・出演者全員
落語に挑戦!「替わ目の妻」・・・・・神 田 茜
漫談への道「釈台マジック」・・・・・マギー司郎
講談に挑戦「本田宗一郎」・・・・・・柳家小ゑん
    仲入り
バーテンの道「柳田カクテル之進」・・三遊亭丈二
生き人形浄瑠璃『時そば』・・・・・・三遊亭円丈

 いやいや、久しぶりにお客さんの入りが少なかった。ここんところ、大体100人前後で来ていたのが、今回は、半分の50人!!

「無限冬の時代」でその内20人なんてなるかも知れないね。昔、池袋で7〜8人相手に落語をやってたから、平気だけどね・・・。
  それじゃ、会が赤字になっちゃうからね。いやいや、頑張ってアンタ来なさい。
           
( 円 丈 )
 

 

【画像:これが、マギー司郎さんの釈台マジック・・・


【本業以外に挑戦〜〜!】

 これが内容

三遊亭はら生
       『ライオン・ラーメン』

 この日のネタは、一度稽古で聞いた。アフリカ人の呼び込みをしてる。ラーメン屋のスープにライオンの手が入ってるって噺だが、しかし、そのライオンの手が入ってるからなんなのか?この噺で何を言いたいのか?このテーマはなんなのか?サッパリ分からないと言ったが、その問題は全く解決されてない。ライオンの手の入ってるラーメン、それ以上でもそれ以下でもない!

オープニング・・小ゑん、円丈、マギ-司郎、他、
 大体、いつもオープニングでは、その日のネタのことを考えているので、殆ど、心ここにあらず、とにかく適当に・・。この後やるネタだけでも頭一体!!
このネタで3kやせた
    マギ-司郎
      「釈台マジック」
 この無限には、マギーさんから「円丈さん、今度、会に出して、なんか一緒にやらしてよ」と言うことで実現した。
  ホントは漫談をやってみたいと言うことで、それから相談しあって、漫談だけだとこけたと大変だから、一応、マジックをやりながらと言うので、何枚のカードにしゃべりたいこと書いて、それを喋るということになった。
結果は、この日で一番ウケたんじゃないかね。今までのマギー司郎に少し新しいマギー司郎が、加わったような・・いい感じの高座になった。

落語「替わり目の妻」
      
神田茜
    

 普段、講談をやってる茜さん。今日は落語に挑戦!この日は普段つかってる釈台なしで、普通の落語スタイルで挑戦!!
昔、もう二十数年前にある女性の噺家に古典の「替わり目」は、旦那が酔っ払うが、あれを女房が酔う噺にしたらと勧めたことがあったけど。
  茜さんも基本枠はこれみたいだね。ただ茜さんと等身大の主婦の話で、女性のお客さんは、いちいち頷いていたから、かなり女性には共感があったんだと思う。

講談『本田宗一郎伝』     柳家小ゑん

 前に一、二度やったホンダの創始者「本田宗一郎伝」!うん、正直、もうチョイと冒険して欲しかった気がする。理系の小ゑんさんが、本田宗一郎をやると合い過ぎてしまう気がする。いつものウケはなかった。

お仲入り・・休憩
高座でカクテルを作る
 三遊亭丈二
     『柳田カクテル之進』  

 丈二は、たまにこの高座でカクテル作りをやるんだけど、どうも彼はカクテルを作り出すと本気でバーテンになってしまって、カクテルを作る方に一生懸命になってしまうところがある。この日も、ややそんな感じだね。
  正直、もう少し「バーテン」をネタとしてなんとか面白くしてほしかった。でも丈二は、カクテルを作るシェイクなんか見ると思わず「バーテンダー魂」に火がついてしまうんだろうね。

三遊亭円丈:人形浄瑠璃
     『時そば』
 今回は「人形テーマ」は決めていたけど、どんな人形テーマだか、最後まで決まらなかった。候補が二つ、自分の頭のを落語「あたま山」に見立てて、その頭の上で指人形の「あたま山」!それじゃ、スケールが、小さすぎる。
  そしてもう一つが、弟子のたん丈を白塗りにして、これを文楽人形にして円丈は、人形遣いにして・・。それで準備に取り掛かったのが、12月に入ってから、それじゃ、時間がなさすぎ。「時そば」を人形浄瑠璃にして義太夫もセリフも円丈!ドーンと受けたけど・・。
  ただセリフなんか全て譜面台の台本を見ながらだから笑いが減ったね。もう一度、やって笑いを倍取るよ。


「人形浄瑠璃『時そば』」人形・たん丈
  「ひいふうみいよう・・」と数えているとこ。しかし、セリフが覚えられないで、台本見てるようではダメだね
「バーテン道一直線」・・三遊亭丈ニ
  これを酒類を全て家から手に提げて持って来たんだよ。エライ!!まさにバーテン魂だねえ。






      『円丈VS小ゑんの会』

【桃太郎さんと二人会の翌日が、小ゑんさんと二人会・・いや、疲れた・・・】

 ホント、うっかりしてたのが、にぎわい座で桃太郎さんと二人会をして、翌日、無限で小ゑんさんと二人会、全然知らなかった。いや、同じ月だとは知ってけど、二日間、続くとは思ってなかった。

 

【画像:いよいよ開演でやる気充分の両者!】
















前回第23回「円丈VS小ゑん」 09年10月11日:17:30開演〜

      『円丈VS小ゑんの会』

【桃太郎さんと二人会の翌日が、小ゑんさんと二人会・・いや、疲れた・・・】

 ホント、うっかりしてたのが、にぎわい座で桃太郎さんと二人会をして、翌日、無限で小ゑんさんと二人会、全然知らなかった。いや、同じ月だとは知ってけど、二日間、続くとは思ってなかった。

  無限は、月末だと思い込んでいたから、もう大変。無限のネタが、殆どなにも出来てない、急遽、アレンジしれ、急遽覚えて、なんとか誤魔化したというのが、真実だね。
 まあ、64のジイサンにしては、よく短期間にアレンジから、覚えまで、よく出来たとも言えるけど・・いやいや、とにかく頑張ろう。

 

【画像:いよいよ開演でやる気充分の両者!】


【帰って来た実験落語のネタ!】

 これが内容

三遊亭はら生
       『旅館プレイ』

 この日が、はら生の初高座!この日、やった高座の台本チェックをしてない。まあ、「声は大きくて元気だった」と言う評が,専らでした。このはら生、意外や上がり生だね。でも初高座はこんなもんだね。

オープニング・・小ゑん、円丈、天どん
 大体、いつもオープニングでは、その日のネタのことを考えているので、殆ど、心ここにあらず、この日やる「カランコロンの涙」をホントに覚えているのか?もうわすれたのでは?あと、最初にやる「強情灸」であつ〜いのところで走ろう!とか殆ど、オープニングは、ただたってるだけだね。
三遊亭円丈
     「走る強情灸」
 この日やるもう一席「カランコロンの涙」の方に時間を取られて、古典の一席:は、古典を少し直した「強情灸」をやる。マクラは「名古屋の銭湯はスゴイ!牛乳風呂、電気風呂、露天風呂、サウナがあったなんて振って、朝湯のマクラへ、朝湯で「アチチ〜〜ィ」と言うとこで高座から駆け下りて、後ろを通って、1周して反対側から高座、2回目は2回高座をグルグル廻る。そのワリに受けなかった!64のジイサンのやる芸じゃないよね。
  サゲ際の「アチチチ・・冷たえ〜ッ」と叫ぶところは「イッツ・ア・クール!」にしてサゲは「・・五右衛門はさぞ超ホッだろう」で下げる。もうやりたい放題の高座で、まあまあ、ウケけたかな?!!
柳家小ゑん
   『正調・片棒』

 小ゑんさんとは、新作でズ〜〜ッと一緒だったから逆に小ゑんさんの古典は殆ど聞いてない。それで彼の「片棒」を初めて聞いた。新作をやってるから少し崩した「片棒」だと思ったら、これがすんごい「正調・片棒」と言うか、「王道・片棒」だった。最初のまくらの後、ケチの小噺も「正調ケチ小噺」だった。前半静か目だったけど、後半は受けだしたのは、さすがだね。

三遊亭天どん
     『通信簿』  

 天どんもだんだん真打が、大分近づきつつある。だからそろそろドーンと来て欲しいところだ。それなりに良いけど、なかなんかド〜〜ンとは来ない。いつもそこそこ!
  この日、やった「通信簿」も笑いを確実にとるけど、しかしドカンと抜けてない。円丈、小ゑんをまとめてドーンと倒すぐらいして欲しかった。 とにかく今のレベルより、更なるアップを望みたい。天どんに期待してるだけに要求することが大きい。今の天どんでは、師匠は不満なのだ!

お仲入り・・休憩
 
柳家小ゑん:作三遊亭円丈
      『グリコ少年』
 小ゑんさんが、以前からやりたかった円丈の「グリコ少年」をついにやる。正直、彼が「グリコ少年」をやる時、少し心配だったのが、オタク小ゑんがお菓子関係の情報をやり過ぎて止まらなくなるんじゃないかと言うことだが、それはなかった。
  この噺で小ゑんオリジナルの情報や、ギャグも随分、入ったが、正直、思ったよりウケなかった。円丈自身が最近あまり「グリコ少年」をやらなくなった理由は、やはり受けなくなったと言うのが大きい。まさに「ああ、遥かなり、グリコ」だね。ただ円丈は、甘味に飢えていたキャラメル・エイジとその後、登場してきたチップス・エイジの対比があったが、小ゑんさんのは、この対比があまりなかった。ここは、小ゑんオリジナルでなにか、語りたかったようだが、それがなかったような感じだった。

 三遊亭円丈 作柳家小ゑん
         『カランコロンの涙』

 これは、小ゑん作「牡丹灯篭42.195キロ」でそれを「カランコロンの涙」に変更した。ストーリー的には殆ど同じだが、細かいとこでかなり緻密に仕上げて、結構いい噺に仕上がっている。
  それでやったが、どうも小ゑんさんのやって受けるギャグが、円丈では受けない!なんかやりにくいなあ。全体に笑いが少なかった。ストーリーは緻密になったが、逆に少し複雑になりすぎたトコがあったので、もう少しストーリーの整理が必要だとおもった。
  後半からは、笑いが殆どなくなり、ストーリーを聞き入るモードにお客さんは、入って行ったようだ。どうも納得が行かないのでもう1回、整理してやりなおしてみようと思う。

      『円丈小ゑん二人会』

 【古典と新作で二人会・・もう少しネタに時間をかけたかった・・】
 今回はお客さんはどう感じたのだろうね?それが一番しりたいところだね。

 今回は円丈、小ゑん二人会!23回、隔月でやってるので、もう約4年だよ!オりンピック2回分、いやいや、歳をとるねえ。無限をはじめてもう4才歳をとってしまった。こうやってるうちに死んじゃうんだろうね。ボヤボヤしてそれを考えたら、ボヤボヤしてらんないね。

 多少でも頭がハッキリしてる時に、もっとネタを下しを、もっとネタ覚えをしないといけないね。
  そう考えると今回のこれは少しイージーだったかた。 もう二人とも、二席ネタ下ろしぐらいでよかったんじゃないかね。まあ、そうするとスゴイ大変なんだけどね。

 【画像:「グリコ少年」グリコを撒く小ゑん師!正直、撒き方が地味。修行が足りない?ホント】






前回第22回「帰って来た実験落語第2回 09年8月29日:17:30開演〜

      『帰って来た実験落語』

【満員でしかも良いお客さんだった】
  今回は「実験落語特集」と言うこともあってか、いつもよりお客さんの年代層が少し高目みたいだ。場内は満員でしかも良く笑うお客さんだった。前座の玉々丈からトリの円丈まで、笑いぱなっしだった。中でも左談次さんの「本読む」のネタは、もうドッカ〜〜ンと爆笑をとっていた。
  【今回も予約の一割は来ない・・まずいよね】
 この無限は、どうも当日キャンセルのお客さんが、1割ぐらいいるけど、まずいよね。これって客のモラルハザードって気がするなあ。ホントに来られない理由があればとにかくねえ・・。ヘンだよ。

【画像:終演後みんなやや疲れ気味!左から白鳥、左談次、円丈、清麿、小ゑんの実験落語メンバー】


【帰って来た実験落語のネタ!】

 

三遊亭玉々丈
  のりピーを記念して・
     『マンモス与太ピー』

与太郎噺をノリピ-の覚醒剤モノにしたネタ。二ツ目間際だというのに、ここんとこ、円丈モノの古典ばかりやってて、「自作をガンガン作れ」とハッパをかけたトコ。この日は、まあ、それなりに受けていた。

全員で・・オープニング
 全員でオープニング!毎度そうだけど、オ−プニングは小ゑんさんに任せっきり。円丈はこの日のネタがサッパリ覚えられず、もうオープニングどころじゃないんで静かだった。
三遊亭白鳥・・今度はオバマに変えて
     「勘当舟」
 もう何度も掛けているネタだが、いつも高座の度に少しずつ変えるところが、白鳥くんの偉いところ。今回は若旦那が、オバマ・バージョンで笑いを取ってた。
夢月亭清麿
    『東急駅長会議』

 このネタは、清麿さんの得意ネタ、東急沿線ネタ。いやいや、お客さんもよく笑ってた。円丈の「悲しみは埼玉に向けて」の土地ネタとはまた違う味があって面白い。土地ネタのもう1本の名作だと思う。


立川左談次
     『本読みネタ炸裂!!』  
 昔懐かしい30年近く前に大ヒットした塩月弥生子の「冠婚葬祭入門」!この本をネタにして、本を読みながら、本のアラ探し!いやいや、昔の本なのにドカンドカン受けてた。
  そのあと現林家正蔵著の“古典落語の演じ方”だったか、そんな芸人が書いたものを読んで更に爆笑を取っていた。最近は、殆ど古典を中心にやってるようだが、あれだけ受けるんだからこれからもやって欲しい!
お仲入り・・休憩
 
  柳家小ゑん
     『銀河の恋の物語』
  七夕の牽牛と織女が、年に一度めぐり合う噺。「またあの人、牛を連れて来て・・」なんて星噺。もう星噺は、小ゑんさんの独壇場。他にやる人が、いないんだから・・。良く受けてたけど、少し長かった・・。

 三遊亭円丈
       『検問ドリンカー』

 飲酒運転の取り締まりをしてる警察官が実は酔っ払って、取り締まっていたと言う噺だが、しかし、“元犬”パターンの「元ろっきぃ」を作ってみたが、全く駄作!そこで急遽このネタを作ったが、あまり覚える時間がなくて、例によって、釈台を出してそこにカンペをさゆうに置いて、真ん中に台本をドーンとおいてやった。
  いいお客さんにも助けられて、それなりに笑いはあった。

      『帰って来た実験落語』

 【実験落語で来たお客さんだね・・】

 去年もこの「帰って来た実験落語」をやって成功だったが、今回もまたお客さんも来たし、内容的にも良かった。

  今日の落語会に来たお客さんは、実験落語を懐かしがってきたのか?それとも実験落語の名前を当時から知ってて、それで一度、実際見に来たくなったのか、やや年代層が高めだった。

  それでホントによく笑うお客さんで、その中では円丈のウケは悪い方だったと思う。やったネタをチャンと覚えてないんじゃだめだ。3日前にネタを作ったけど、覚えられなかった。
 
  でも今回、ネタ下ししたのは、前座の玉々丈と円丈だけだった。まあ、そんなにえらい訳じゃないけど、ネタ下しはそれることも多いから、それにしては、受けた方かなと思う。今度はもう一度アレンジしてカンペキに覚えて「検問ドリンカー」をやってみたい。

 【画像:最近は古典専門の左談次さんだが、本ネタでガンガン笑わしていた!】


次回『無限落語』は第22回2009年8月29日(土)17:00開場17:30開演

   8月無限・あの伝説の「実験落語」が今再び・・!
           白鳥はぎりぎり実験落語ラストに間に合った世代だった

【画像:2000年渋谷ジァンジァン・ラストの実験落語の記念写真!】

【あの伝説の日々を知ってる者が、少なくなった・・】
 今の若い落語ファンは「実験落語」と言っても「なにそれ?」となるが、40代落語ファンなら「実験落語」と言う名前は知ってる。1970年代後半、渋谷ジァンジアンと言う伝説のライブハウスで円丈が主宰する「実験落語」が行われ、かなり世間の注目を浴びた。
  落語は寄席から出てくるが円丈のやる
“実験落語”は、寄席育ちじゃなく、ライブハウス育ちだった。メンバーは、円丈、清麿、小ゑん、しん平、米助、寿輔、左談次、談之助、源平など・・と言うメンバ−だった。
 そこには新しい笑いを聞きたいという20代〜40代のお客さんが、集まって来て、凄い熱気があった。当時としたらかなりプログレッシッブな落語で業界関係者も結構、来ていた。
  そして実験落語のメンバーの最後に今のスワのメンバー、昇太、白鳥が、前座として来ていた。そう白鳥までがぎりぎり実験落語に間に合った世代なのだ。落語の先駆け落語会として実験落語は、新作の落語を作ったのだ。

<第22回無限落語>
 
『あの伝説の実験落語が今、ふたたび!!』
【出演】三遊亭円丈、柳家小ゑん、夢月亭清麿、
立川左談次、三遊亭白鳥
【日時】
2009年8月29日(土)17:00開場17:30開演
【場所】お江戸日本橋亭(三越前下車1分) 03-3245-1278
http://www1.odn.ne.jp/~engeijou/nihonbashi.html
【入場料】前売り・電話予約 2200円 / 当日2500円
【メール/電話予約・問い合わせ】090-9388-3844(留守番電話対応)/
mugenrakugo@yahoo.co.jp (名前、枚数、連絡先を記入して下さい)
【場所】お江戸日本橋亭(三越前下車1分) 03-3245-1278




 

前回第21回「東西対決:円丈、小ゑんVS福笑、たまが激突した!!」09年6月20日:17:30開演〜

      お客さんがいっぱ〜〜い入り、女性客が増えた!

 【毎回、予約してこない人が1割!どうなってんだ?】
  この無限落語って一杯入っても120人で今回もそれだね。どうも行っても座れるかどうか分からないとなるとそれ以上来ないみたいだね。しかしメール予約して何連絡もなしで来ない人が、何時も1割いるけど、なんか無責任だなあ。それにバカにされてるみたいだ。ホント違約金を取りたい。来ない場合せめて来ないって言う連絡ぐらいは欲しい!

  【全体からすると・・合格点だけど・・】
 今回は、女性客が増えたね。原因がよく分からない。今回のみんなそれなりにウケたけど、一番受けたのはたまくんかも知れないね。いやいや、最初にたま流の小噺を連発したが、爆笑で・・。いいねえ。若い人はあの位のパワーが欲しい。たまくんは、来るね。ドーンとひと波くるよ。それと福笑さんは、エンジンが掛かって、講座上がるまでに缶ビールのロング缶を三本開けていた。ネタはお得意の「入院」笑いを取ってら。9月下旬に円丈が、大坂に行って、福笑円丈二人会を繁盛亭でするけど・・。頑張んないとね。東京の円丈、小ゑん組もまあまあがんばった。

【画像:左から円丈、福笑、はら生、たま、小ゑん・・こら、はら生なんで、見習前座のおまえが真中にいるんだ】


【本当にやりたい噺はコレ!!】

 

暗い中で・・
   三遊亭玉々丈
        『手紙無失USA』

 最初に玉々丈が、上がって円丈が教えた「手紙無筆USA」をやってるが、さっぱり笑い声が聞こえてこない。そうしたら、高座の照明をつけ忘れて暗い高座の中で、玉々丈が熱演!・・そして降りて来ておこった?「バカたれ!こんなまっくらな舞台で落語をやって、受ける訳ねえだろ。高座から、照明付けてくださいと大声で頼め!それがギャグにもなって受けるんだ!」
 しかし、玉々丈は、夢中で落語をやってて、高座の照明が暗いことに気が付かなかったとか、・・ダメだ!こりゃ。

全員で・・オープニング
 全員でオープニング!毎度そうだけど、オ−プニングは小ゑんさんに任せっきり。もう殆どオープニングに興味がない。それより、自分のネタがうろ覚え。もう少しネタを固めたい・・と・・。ホント知らないお客さんが一杯だね
    笑福亭たま
     『伝説の組長』

 このたまくんは、ブレーク寸前・・と言うか、ブレーク中というか・・。いくね!うん、マクラのたま流の小話連発は、パワーがある。ドカンドカンうけていた。「伝説の組長」儲けていた。後半ややガス欠って感じもしたけど、キャリアから行くと内の天どんの少し上みたいだけど、天どんには、この爆発的なパワーがない。負けないように頑張って欲しい。とにかくたまくんはいい!今、買いだね。_


  笑福亭福笑
      『入院』  
 ロング缶三本の勢いのある「入院」だった。正直、円丈は、もし高座前に飲んだら、酒に弱いから、喋ると息が切れて落語が、話せない。だから飲んでもチャンと話が出来る人がうらやましい。
  で噺は、病院で診察をしてもらうと変な先生が出てきて、入院することになって、同室の入院患者がいて火事騒ぎ。その同質の患者に引くづって、非常階段を降りるが、火事だと思ったのは勘違いだったというストーリー。いやあ、受けてたね!
お仲入り・・休憩
 
新作座談会・・小ゑん、福笑、円丈
・・長い新作の歴史について座談会みたいな・・。自分のネタがあるのにこんなとこで対談なんかやりたくないよ・・。

 柳家小ゑん
       『化けた男』

 化石オタクの友達同士の噺。化石全般のテーマでなんだかんだあって・・一人が、自分が化石になるのが、夢だと・・そして阿武隈山系の洞窟に入って間違って閉じ込められ、本当に化石になってしまい、三千五百万年後に発見されたって噺。まあまあだと思うけけど化石になりたい男に普通の人間が、感情移入、出るかのかとなると・・難しいねえ。その辺はいつもより、ややウケが悪かったと子かも知れない。


三遊亭円丈
 『寄席にも奇妙な物語』

 今年「ベンジャミ・バトンの数奇な運命」と言う時間を逆流する映画があったが、実は円丈は、この時間逆流する噺を十一年前にすでに作っている・・と言うい訳でその時の噺「寄席にも奇妙な物語」をアレンジしてやった。正直、それほど受けないだろうと思ってやったが、いやいや、思ったより受けたね。今の時代、結構、円丈がかって作ったストーリーのしっかりした噺も結構うける。
  正直、円丈は古典のアレンジなんかやってる場合じゃあい、ホントに今こそ、新作一本に絞ってやった方が、いいんじゃないかね。

 


 

第20回「落語協会VS芸術協会」!09年4月11日:17:30開演〜

      ・・・両協会:新作落語激突!!芸協VS落語協会・・・

 【最近になくお客さんが少ない・この企画が駄目?ゴメン?】
 今回はお客さんが、少なかった。60人ほど!淋しい、考えたらm芸術協会VS落語協会って言っても、大体、落語の協会があること自体知らないからね。それに仮に知っていても・・どおってコトはない。別に芸協、落協どっちでもいいともいえるから、この企画自体が、企画倒れだったなあ。
  【笑いの少なかった・・・ごめん】
 でもお客さんは、少なかったが、笑いも薄かった・・。じゃダメじゃん!でもまあ、こんな時もある。円丈はこの3日前ににぎわい座の独演会があって、ネタ覚えが大変だった。その後3日後に無限だもん!それでも事実上、2日間で「燃えよジジババ」と言うネタをアレンジして覚えて、本番!64の爺さんにはハード過ぎる。案の定、セリフがなかなか覚えられない。正直、徒労感が残ったネタだった。ただ、5月から枝太郎になる花丸くんのネタは良かったし、今輔くんもどんどんよくなっている。うん、まあ、いいか?_

【画像:オープニング・右から小ゑん、円丈、今輔、花丸「桂枝太郎って、千葉県の爺さんみたい」と円丈言われて思わずへたる花丸】


【本当にやりたい噺はコレ!!】

 

人生初の新作??
   春風亭昇吉
        『もみじ水産』

 昇太くんのお弟子の彼は、東大卒と言う・・。今回が人生始めての新作、題名が「もみじ水産」!サクラ水産のもじりで、メチャ安い店で入ったら、コップ代が2万円、箸代が1万円とか、無茶苦茶ぼられる噺だけど・・どこかの台本募集でこの設定は覚えがあるけど・・そう言うのはどうなっているだろうね。ただ妙にキャラにフラがある。

全員オープニング
 全員でオープニング!ま話題が5月からの花丸くんの枝太郎襲名の話に“桂枝太郎と言うのは千葉県のただの爺さんみたいだ”・・と言う円丈発言が飛び出した・・とにかく決まったからには頑張って、枝太郎師匠!
    桂花丸
     『ある老人に花束を』

 「アルジャノンの花束を」と言う小説があっただ、そのパターンで「ある老人に花束を」だね。老人ホ−ムでも噺。
  ただ笑わせるだけない奥のある噺のようだ。
しかし円丈は、この時、別室で自分のネタの稽古をしてて、全く聞けなかった。_

原作稲田和浩
   柳家小ゑん
      『昼の訪問者』  
 これは、小ゑんくんと稲田和浩の合作のような作だと聞いた。稲田氏とは円丈がやってる「一ツ家ラブストーリー」の作者でもある。ある男が、文学新人賞を受賞して、作家活動をはじめ、自宅で原稿を書こうと思ったら、電話セールスや、訪問販売が次々と来て全然、原稿が書けなくなった・・と言う噺。正直、最近の中では、この日之小ゑんくんは何時もの半分ほどの笑いの量だった。
おなじみ
  昔々亭桃太郎
      『金満家族』
 桃太郎さんは、じつは呼んだのは始めて、そして得意ネタ「金満家族」だ。桃太郎ギャグの炸裂だね。ただ客席は静かだった。結構、このネタをすでに聴いてるお客さんがかなりいた。
 お仲入り・・休憩  

 新今輔炸裂・・・
   古今亭今輔
     『さばいばるんるん』

  孤島でグリンべレーの訓練を受ける、歯をくいしばれ、と言って玉をにぎられるとか、・・なにせ、別室で円丈は稽古していたから、良く分からない。ただ、笑いは始終あった。今日の出演者の中では受けていた・・。彼は新今輔落語を今、完成させつつある。


三遊亭円丈
 『もえもえ人』:(旧燃えよジジババ)

 焼き場の噺。火葬場の釜に爺さんと婆さんが入ったが果してどっちが先に燃えるのか?と言う噺。
  この「燃えよジジババ」を2日間でアレンジして、おぼえようとして、カンペを見ながらもサゲまで辿りつく、後半は結構受け出した。しかし、徒労感があった。もう少し時間を掛けてやりたかった。






前回第19回「めでためでた昇進!百栄・たん丈」09年2月28日:17:30開演〜

      ・・・・めでためでた昇進!百栄、たん丈・・・・

 【おっ、なんだ、なんだ!いつもと客ダネが違うぞ】
 しかし、今回、円丈は新宿末広亭のトリがあり、この無限でネタ下ろし、もうニッチサッチもどうにもブルドックだね。しかも今回は無限を早上がり
して、末広に行きことになった。

  しかし、ここんとこ。結構お客さんが入ってる。しかも円丈が早く上がって新宿に行ったが、後に残った、白鳥、小ゑんさんがしっかり笑いを取った。中でも白鳥の「バリバリ女子大生」はネタ下ろしだったけど、しっかり笑いを取ったみたいだ。みんな結構受けた。ただたん丈だけ、仲間外れって感じ。こら、たん丈、シッカリせんかい。 
  円丈もボケてばかりいられない。頑張らないとね。

【画像:オープニング・左から百栄、たん丈、円丈、白鳥、小ゑん】


【本当にやりたい噺はコレ!!】

 

入門時に作って来た作
   三遊亭玉々丈
        『どこよん』

 今回、玉々丈がやった新作は、実は彼が円丈弟子入り時、書いてきた作品。へ〜っ、変わった作品を書く奴だと弟子入りさせたネタ。しかし、入門して2年は過ぎたのに、作る腕が上がってないだろ?小言を言った。マクラで楽屋話でウケて喜んで場合じゃないぞ!玉々丈、しっかりしろ!
全員オープニング
 全員でオープニング!まあ、いつものわあわあオープニングだねえ。・・ぬう生参加せず・・
鶴の前に円丈に恩返ししろ!
    三遊亭たん丈
     『新鶴の恩返し』

 民話「つるの恩返し」のパロディ!とか言ってたけど、パロデイって言うほど立派なネタじゃない。モニターを聞いてたけど、殆ど笑いがなく、正直、背筋が寒くなった。その時の台本を読んだけど・・一応ギャグらしきことが書いてある。ただ、そんなに面白いギャグじゃなし、ス〜ッと通り過ぎてしますので、笑うヒマもない。たん丈、しっかりしてくれ!!_

なんとオー・ヘンリ原作の
   春風亭百栄
      『トンビの夫婦』  
 百栄くんの噺は、なんと今回はオー・ヘンリー作の噺だ。百栄くんが、オー・ヘンリー作をと思ったが、何しろ次が、全然覚えてない黒子付き「カレー屋ジョニー」なんだ。それにたん丈と上がりの練習「おい、ピタッと背中に背後霊にようにつけとか、円丈の後ろに横に座れとか、もう黒子とのリハの最中。それで殆ど聴けなかった。
 ただ少し笑いは少なかったようだ。テーマが、DVだから、少し笑いにくいのかも知れないね。聴いてないので実際どうなのか?分からない。
黒子で受けたけどどーなの?
   三遊亭円丈+黒子たん丈
        『カレー屋ジョニー』
 リハの通り円丈、黒子が、ピタッとくっ付いて高座に上がる。この出から笑いがある。とにかく忘れそうなセリフに線を引いて、それを小声で読ませる作戦だ。今朝、1時間ぐらいリハをやった。
  ところが黒子と円丈の息が合わない。必要ないとこでは小声でベラベラ喋るし、こっちはセリフを忘れたころじゃズ〜〜ッ黙ってる。そこで「お前うるさいよ」とか、「おい、次はなんだよ。全然忘れちゃった」とか、もう結構笑いがある。
  しかし「カレー屋ジョニー」台本がなんとかし上がったのでどこかで、どの程度ウケルのか?プロンプターなしでやってみたい。
 お仲入り・・休憩  

 この日一番うけた
   三遊亭白鳥
     『バリバリ女子大生』

 この日、一番うけたのはこの白鳥・・らしい!!女子大生が、バリ島にいって、お土産やでぼったくられる。それで最後、「愛宕山」のような設定で・・てなことらしい。なにせ、終わって新宿のトリに間に合うように直ぐ出ちゃった。人に聞いただけ、しかし白鳥は、これはネタ下ろしだ。それで一番笑いを取ったんだから大したもんだ。
  円丈は最近4〜50代噺家最高説を唱えているが、まさにそうだね。64で新作バリバリで・・と言ってもどこかジジィを引きずるからね。多分、白鳥はこれから十数年の黄金時代を迎える訳だ。いやあ、正直悔しい!一方、円丈はどうしたら落ちるのを防止するかだもん。でもなんか画期的な黒子以外で考えよう。



かなりうけて確かな手応え
  柳家小ゑん
        『夢花火』

 小ゑんさんには、色んな「昔話」が繋がったような噺らしい。とにかく小ゑん本人からあらすじを聞いた。親子で歩いているといろんな昔話がどんどんイモつなぎ式に回転するみたいな噺のうようだ。
  かなり笑いはあった。かなりの自信を持っていたので、そのとおり、うけたんだろうねえ。なにせ聞いてないから分からないんだ。しかし、あらすじ聴くと「夢花火」と言う感じものないけど・・。いやあ、とにかく、打ち上げを新宿末広亭の近くで合流した。
正直、トリも無限も終わってホッとした。

 


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