2000年、円丈は、綾瀬稲荷に狛犬を建立した。そして2004年秋までに狛研で狛犬を建立することなった。ここでは、その経過を報告することになった。無事に良い狛犬が建立出来ますように・・。 円 丈


 2004年11月を目途に今、急ピッチで計画は進みだした。

  【メニュー】
◎報告第3回・・ほぼ狛犬のデザインが決まる。
◎報告第2回・・石購入!!
◎報告第1回・・キッカケは?

 




 【狛犬建立第3弾・・・2004年3月】
 ついに神社が内定し、そして狛犬タイプも決定!!
 

【某神社に内定】
 狙いを付けた某神社に石定さんに交渉に行ってもらうと「会いましょう!」と言うことになり、三宅さん、円丈、石定さんの3人で先方の宮司さんとお会いした。なんとすんなりその宮司さんから内諾を頂いたのだ。ただ祭りがあるのでメインの参道は建立は難しいと言うことでその神社の末社になら、と言うことになった。そこで2.3あった末社を見て。そこの浅間神社が良さそうと言うことになった。
  なぜ神社名を書かないか?完全に決定した訳ではないので、もしこの計画がボツになるとその神社に迷惑が掛かるので、完全に決まるまでは某神社と言うことにしておこうね。
  
  ではなぜ完全にOKではないか?それは神社と言うのは、最後は氏子さんが決定権を持っている。その氏子会議がOKなら、完全決定になる。大体そこの宮司さんがOKなら大体、氏子さんもOKになる筈。でもホントに決まったわけでは、ないのでまだ、神社名は伏せておくことにする。

【某神社のここになりそう・・置く場所を示す三宅さん】


【狛犬は雲の上に悠然と構える江戸唐獅子】
 浅間神社の前にいて突然、閃いた。これは雲の上の狛犬だ!タテガミをなびかせながら、精悍に朝日を睨む吽の狛犬、夕日を睨む阿の狛犬。
そして台石には
  (1)10cmほど厚みのある富士山のレリーフ!
  (2)その富士山の下に太い丸の中にひらがなでくずした「こまけん」のマーク!その台石の裏には「狛犬好きのものどもここに集いて・・」と言う碑文!いいね。いいね。いいね!
  (3)その雲から太陽がでて、それを捉えんとする狛犬。それぞれに朝日と夕日!
これぞ、まさに21世紀の江戸狛犬だ。と自画自賛!
 このアイデイアに石定さんも三宅さんも乗ってきた。ほぼこれで決まりそう・・。


 【林家しん平さんのアドバイスはこう!】
 
 狛研の会員でもある噺家の林家しん平さん!彼はプロレスのマスク製作、人形制作などしてる。彼の造形感覚は一流だと高く評価している。その彼に寄席の楽屋ではなしたら、すらすらとトイレット・ペーパーに絵を描いて
  「雲の上の狛犬、それはいいですねただ、2つほど難点がある」
 ◎「ひとつは、雲の上に太陽があっても分かりにくい・・台石のレリーフで太陽を置いた方がいい!」
   うんうん、なるほどなるほど!納得。 
 ◎「狛犬の足の下に雲を彫ってもなかなか雲と分かりにくい。そこで富士山レリーフに小さな雲をひとつ入れたら」
   なるほど〜〜なるほど〜〜っ!さすがしん平。納得
  彼の意見を取り入れてデザインを修正することにした。

【これが、トイレットペーパーにすららと描いた狛犬画・・雰囲気が充分伝わってくる】



 【狛犬の全体デイインは石工綱川さんに・・】
 
 前回の話合いでは、台石のデザインは、石定さん、狛犬は綱川さん、アイデイアは、円丈。なんかこれでは、出来上がった時にバラバラで統一性が取れない。訳の分からないものになる可能性がある。そこで綱川さん、石定さんの話し合い。その結果

  ◎まず円丈が、頭の中にあるものを簡単な絵にした。
  ◎その絵を元に綱川さんに全体の絵を描いてもらい。
  ◎そのデザインを元にもう一度、最終調整をして完全な形を決定。
  ◎石定さんには、石全体のデザインを担当してもらう。
   と言うことになった。
 
 左の図が、円丈の概念図。いやあ、正直下手!サルだか、豚だか分からない。しかも勢いもない。いかに絵の才能がないか分かるね。ホント情けない。でもこれでも基本的なことは分かるし、分からないところ電話で言葉で伝えた。

  これも元に出来た絵によって大体、感じが分かると思う。一体、どんな狛犬が出来るか、楽しみだねえ。

【画円丈:下手だね。雰囲気もなんにもない。見れば見るほど絵の才能がない】



【今後の狛犬建立スケジュール】
  (1)4月中に建立の可否が決定する。
  (2)決定すれば次に建立時期を決め、最低でも今年(04年)の11月まで建立する計画を立てる。
  (3)その建立に合わせ、狛犬建立記念落語会や、狛犬写真展のイベントを開催を予定。

  (4)もしダメな時は、別な神社と交渉する。
 まあ、そんなことより、どうも少し石のサイズが大きくなり、予算オーバーが確実!お金のことが心配だね。


◎果たしてこの狛犬建立計画はどうなるのか?第4回の報告を待たれよ!!!



【狛犬建立第2弾・・・2004年1月】
 ついに狛犬用の石を購入!
 

【建立タイプが決まらない】
 まずい。神社も決まらなければ、建立する狛犬のタイプが、なかなか決まらない。一応、大体は、関東の伝統的江戸唐獅子の狛犬プラス21世紀を思わせる。なにか新しいなにかだ。この何かがなかなか、決まらない。そこで思いついたのが、見返り狛犬。なかなか粋な狛犬だ。それだけじゃ弱い。他に何か仕掛けが欲しい。そこで出たアイデイアが、
 (1)狛犬の台石に太陽電池を取り付ける
 (2)その電池で蓄えた電気で夜になると狛犬の下に電球を埋め込んであって光る!!
  
  しかし、こんな仕掛けをつくっても半年ぐらいで壊れるか、悪戯で壊させる。壊れなくてもメンテナンスが大変そう。とにかくタイプも神社もプランは、中断してしまった。


【1対2個でウン十万円】
 とにかく、とりあえず狛犬を彫る石を今の内に手に入れておこう。狛研の会員には、石工さんが、3人もいる。その内の石定さん(落語狛犬建立の際にお世話になった人)が、知っている真鶴の小松石の山へ行き、石を既に購入した。値段はウン十万円。正直、素人の円丈には、高いのか、安いのか?良く分かりません。しかし、ほぼ狛犬建立資金の目途もつき、今年中にはいよいよ狛犬の建立の運びとなる。今、希望の神社と建立について。折衝中!分かり次第、報告を!
 

 【写真:真鶴の小松石の山で安くて上等そうな石を物色中の石定さん


 【参加する石工さんたち】
 
◎石定さん
 今回の総合プローデューサー。石垣を積ませりゃ日本一。気に入った仕事しかしない人。だから商売は下手。今回は、:儲け抜きでボランテイアで参加した。台石、神社側との折衝を担当。落語の狛犬の台石もこの石定さん。

◎綱川誠志郎さん
 岡崎の石工さんだが、毎回、狛研のある日は手弁当で参加する。石工さんの中でも大の狛犬好き。実際狛犬を彫る石工さん。今回の狛犬に掛ける意気込みはすごい。なんと既にテストで2対も狛犬を製作した。腕は確か!今回の石購入も綱川さんの「やはり実際、彫る石を見ないと狛犬を彫るイメージが湧かない」と言うことで決まったほど。すごい人だ。



【狛犬建立第1回・・2003年7月】
 そもそも狛犬建立するキッカケは?
 

【狛研で建立するのが夢だった】
 円丈が、2000年に足立の綾瀬稲荷さんに狛犬を建立させて貰った時、生涯に最低3対ほどは、狛犬を建立したいと考えていた。建立の方法は
 (1)ひとつは、狛犬研究会として1対がぜひ建立したい!
 (2)円丈が自費でもう1対、建立したい!
  と考えていた。
  しかしなかなか金銭面の問題もあり、会員に呼びかけたがあまり反応も良くない。


 【すると・・円丈が、クイズで泡銭がはいった】
 去年、円丈が、あるクイズ番組にでて賞金が手に入ったのだ。しかもそのクイズの本番前に「もし、お金が入ったら!狛犬を建立しよう」と思った。そうしたらなんとホントにクイズで賞金を獲得した。これは「狛犬を建立する」と誓ったから狛犬たちが、力を貸してくれたのだと考えた。
  これでもし狛犬を建立 しないともう狛犬たちに祟られるぞ!もう建立するしかないだろ? そこで
  (1)今回はその泡銭プラス会員の寄付を募って狛研として狛犬を建立しよう。
  (2)それに石工の会員で綱川さんは、狛犬が建立できるならただでも彫ると豪語してた。
  (3)それに綾瀬稲荷の建立依頼のお付き合いの石定さんも前面協力。
  (4)事務局長の狛研で建立するのに大賛成!


 【そこで会員から浄財を募る!】
 そして狛研で03年の5月ごろから、狛研で寄付を募ったらぼつぼつ集まり始めた。そこでどこの神社に建立しようかと言うことになった。
条件としては
 (1)都内の神社でしかも他に狛犬がある神社。
 (2)出来れば、いい狛犬がある。知られた神社がいい。
   と言う条件で考えた。
  ひとつ前回、建立させて頂いた綾瀬稲荷さん。やはり綾瀬稲荷さんでないと・・・と綾瀬稲荷の唐松宮司さんに一応、それとなく話しをすると
あまり、気にしないで下さいとのこと。そこで!建立する神社の候補探しが始まって2.3社の神社の名が挙がった。


【神社が決まらないが、寄付は集まってきた!】
 それから半年もすると会員の中から賛同者が増え、大分お金が集まってきた。しかし建立する神社が、まだ決まらない。これで集まった持ち逃げしたら詐欺になっちゃう。まずい。なんとかしよう。急ごう!!


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